〜警備企業に今大切なもの〜
現在、日本の警備会社の業務は警備業法第2条で、大きく4つに分けられている。
☑︎施設を守る1号警備業務
☑︎不特定多数の人や車両を誘導する2号警備業務
☑︎貴重品や危険物を運ぶ3号警備業務
☑︎依頼者の身辺を守る4号警備業務
そもそも”警備”というキーワードを目にしたときに何をイメージするかだ。
警備の目的は「人の生命、身体、財産などを守る」ということだ。
しかし現在の業界を覗くと約4割が高齢者が警備業務を担っているという事実。
ではなぜ高齢者が多くなってしまったのか?
高齢の人でも対応できる業務内容が想定されていた「守衛の系譜」が警備員へ置き換えられほぼそのまま存続している点、もう一つは年金だけでは生活できない高齢者が急増し人手不足が深刻な警備会社がその受け皿になってしまったいる点が大きく挙げられる。
また労働環境も企業によっては差が出ている。
人手不足により休暇なども気がひきけてしまい気持ち的にもなかなか取りづらく、心身の健康を害する警備員も潜在的にも多いとみられている。業界全体でよくしていこう!という方向性はみられるため給与水準には徐々に改善の兆しが見えつつあるがまだまだ改善すべき点はあるのも事実。
警備業界が目指すべきことは“魅力ある職場づくり”だ。
「働きやすさ」と「働きがい」が警備員の労働意欲、定着率を高め、結果的に会社の業績向上につながる。
そしてもう一つ行動すべきなのは、警備業界が一つになって連携する事。
イメージ戦略として警備員に対するイメージの向上ですね。
打開するにはPR活動を行っていく必要もあります。
例を出すと、東京メトロのCMは人気女優を使う事で営団地下鉄時代のダサさを打開し、就職ランキングが上位に食い込んでいます。
このように、男性が殆どの職種では人気女優を使ったCMは、かなり効果が出るのではと思います。
いまこそ一致団結する時期に突入しています。
宣伝広告費を”どこに” ”何のために” 投下するのか。
そして何よりも各企業による自社ブランディングが必要になる。
「ブランディング」とは、消費者に商品・サービスに対して共通のイメージを持ってもらうことを指します。
ブランディングができていない場合に陥りやすいのが「価格競争」。
ブランディングによる差別化や顧客ロイヤルティの醸成ができてない企業が、もっとも簡単に顧客を呼ぶ方法は、価格を下げることだからです。
しかし、価格を下げることで利益率が低下するので、コスト削減・効率化を進めて利益率を担保しようとします。
そして多くの企業が、一番分かりやすくて直接売上に影響しにくい「プロモーション費の削減」を進めることが多いのですが、プロモーション費を削ることで新規顧客を呼ぶ力は弱まる。
そして、緩やかに市場シェアは下がり、シェアを拡大するためにまた価格を下げると言う負のスパイラルが発生し、自社の成長は阻害されてしまう。
AIとの共存も大事だが今一度自社のウリを作り発信する用意をしていくことからもはや逃れられない。
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