警備職も立派な国家資格がある!
みなさんは警備員さんのお仕事で必要なのは何だと思います?
「体力!」
「気の強さ!」など、とにかく肉体勝負なイメージがある方もいると思います。
(ぼくもそうでした)
しかし警備員という職業は日本に存在する商業施設や道路上の交通誘導の現場などで、人々の安全を守る役割のある大切な仕事。立派な国家資格がしっかり存在しそれに応じてのスキルアップも整備されているんです。
そして今後は発展する大型施設や公共施設などの増加や日本に来る外国人の観光客が増えるなど今以上に様々なスキルを持ち合わせた警備員への需要はどんどん高まっていきます。
さぁでは具体的な資格をみていきましょう!
警備員がスキルアップに繋がる代表的な資格は「警備業務検定」です。
立派な国家資格です!
この資格は
●施設警備業務
●交通誘導警備業務
●雑踏警備業務
●貴重品運搬警備業務
●核燃料物質等危険物運搬警備業務
●空港保安警備業務
の6種類に分かれてきます。
資格は就職に絶対必要ですか?
いえ、 もちろん資格がなくても業務を行うことは可能です。
でも資格取得をしていることで社内でのキャリアアップや転職時、また実際の業務において大きなアドバンテージとなります。
それぞれ1級と2級に等級分けされており、
1級を取得するには条件があります。
①1年以上の実務経験が必要
②学科試験を含む合計16時間の特別講習を受講する、もしくは公安委員会が実施する検定試験だけを直接受験するという方法で取得します。
*いずれも4万円弱の費用がかかりますが、資格取得支援を実施している警備会社がほとんどで、警備会社に就職後に資格を取得するというパターンが多いです。
まだまだたくさんの資格もあります。
例えば施設警備などで必要になる、
「防火センター要員」
「自衛消防技術検定」
「防火管理者」といった防火関連の資格。
いずれも指定の講習を受講することで取得できます。
またAEDの使用やケガ人の応急措置に関する技術を取得することができる「上級救命講習」なども施設警備やイベント警備の業務には欠かせません。
こうした資格は特別手当が付くことも多く、施設管理の仕事にも生かせるので管理職を目指す方にもおすすめの資格です。
多くの警備員を管理、指導するための資格としては「警備員指導教育責任者」という国家資格があります。
これは実務経験が3年以上ある方が取得できるもので、警備会社での管理職に就くためには必須となる資格です。
警備業界への需要自体はますます高くなっているので、スキルの高い人材はどの現場であっても重宝される傾向にあります。
したがって会社の支援を受けながら資格を取得して現場での経験を積んでいくと、入社から3年程度で管理職にまでキャリアアップすることも難しくはありません。
管理職になれば年収は350万円から400万円前後になりますから、たとえ中高年からのスタートであったとしても大きなチャンスのある業界であるといえるでしょう。
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