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警備員と警察の違いは?

警備員と警察の明確な違いをご存知でしょうか?

「制服がちょっと似ている」「警察かと思って緊張して運転していたら警備員だった」というように、日頃目にするその姿から似ていると感じることは多いですね。

今回は警備員と警察の仕事は何が違うのか具体的に解説していきます。

◉警察とは


ご存知の通り警察官は公務員です。

警察にも警備をしたり道路の安全を守るために交通整理を行ったりといったような警備員と似たような業務がありますが、警備員との決定的な違いは「強制力があるかどうか」です。

警察は警備員にはない「強制力」をもっています。

また、警察は「交通整理」、警備員は「交通誘導」と業務の名称も実は明確に区別されています。

生活する上で守るべき法律はたくさんあり、法律違反をしてしまうと警察に捕まってしまいますよね。

警察が違反者を捕まえる行為は国家権力です。

警察が交通整理をしているとき警察が出した指示に従わなかった場合は罪になります。警察の交通整理の指示は信号と同じように効力を持つためです。

また、不審者が建物内に侵入しようとした場合、警備員は抑止することはできますが、立ち退きに関する強制力は警察にしか許されていません。

警備員とは

警備員は警備会社に雇用されているいわばサラリーマンです。

警備業法を遂行する警備のプロとして、第三者の依頼により生命・身体・財産の保安業務に従事する必要があります。

また、警備員は「依頼者の要請に合わせて行う業務」の中で警備を行っています。

他社から仕事を依頼されて、お金をもらって警備することを警備業と呼び、自社の会社の門番を行い給与の支払いが発生しても、他社からの依頼ではないため警備業にはあたりません。

先述した通り、警備員は警備業法に基づき業務を行なっており、警察のような強制力はもち合わせていません。

警備員が持つ権限は、一般人も同様に持つ現行犯逮捕権と施設管理者から委任を受けた施設管理権のみです。

そのため、警備員が職務従事中に現行犯で犯人を拘束した場合は、速やかに警察に引き渡さなければいけません。

仮に警備員が万引き犯を捕まえても、取り調べを行う行為は禁止されています。

警備員が万引き犯に説教をする範囲であれば違法ではないのですが、取り調べまで行ってしまった場合は違法行為にあたってしまうのです。

警備員と警察官の制服が似ている理由は?

警備員が施設の管理権限を持つ場合、一般客や職員と違う服装を着用しなければいけないことになっています。

ただし、万引き保安員やボディーガードを担当している警備員は一般客に溶け込む必要があるため制服を着用しなくても良い場合など、制服を着用しない業務も存在します。

警備員と警察官の制服が似ていると感じたことはありませんか?

似ているのには理由があります。

制服が似ていることで警備員にも警察のような権限があるようにみせるためです。

ですが、法律により警備員の制服は警察官や海上保安官と同じようなデザインにすることは禁止されています。

しかし、多くの警備会社では警察官と同じような制服を採用していますよね。

実は警察官のほうが制服を後で改定し、警察官が警備員の制服に似せているのです。

警備員の方が警察の真似をしていると思われがちなので、なかなか意外な事実ですよね。

現在、警備会社のデザインは従来のデザインとは異なり、ブルーのデザインや紫のデザインなど、警備員には見えないようなオリジナリティあふれる制服を採用している警備会社も増えてきています。

まとめ

警備員と警察は似ていますが、「強制力があるかないか」という大きな違いがあります。

警備員の制服は警察の制服のデザインを真似していると思われがちですが、実は警察が寄せているという意外な事実も。

権限は違えど、秩序と安全を守り責任をもっておこなっている警備員のお仕事、今一度理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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